側弯症|腰の痛み 河内長野市 大阪狭山市 整骨院 整体院 鍼灸院
側弯症
✓ 右と左の肩の高さに差がある ✓ 両腕と腰の間のすきまの左右差がある ✓ 右と左の肩甲骨の高さに差がある ✓ お辞儀したときに左右の背中の高さが違う力 |
ひとつでも当てはまる方は側弯症の可能性があります。
側弯症は女子に多く、体型的にはほっそりした華奢な体の子が多いため、性ホルモンや筋肉量と関係しているという説もありましたが、結局よくわかっていないのが現状です。
他の疾患と同じように、早期発見早期治療が基本です。
学童期・思春期側弯症は、学校検診で発見されることが多いのですが、検診をする医師は必ずしも整形外科医とは限らないために、見落とされてしまう場合もあります。
側弯症の特長 |
側弯症には≪機能性側弯≫と≪構築性側弯≫があり、当院では機能性側弯の施術をしています。
機能性側弯は
疼痛、姿勢、下肢長差などの原因による一時的な側弯状態で、弯曲は軽度で捻れを伴わず、その原因を取り除くことにより側弯は消失します。
ただ機能性側弯の場合、定期検診で発見されても特別な治療をせずに過ごしている場合が多く、知らず知らずのうちに徐々に進行し、思春期以降自分の姿勢の悪さに気づき当院にご来院されるケースが多いです。
機能性側弯だからそのうちよくなると思い込みで何の処置も行わずに、そのまま過ごしていた場合、徐々に進行していますので、まず病院を受診してから当院にお越し下さい。
構築性側弯は
脊椎のねじれを伴った脊柱の側方への弯曲であり、もとの正常の状態に戻らなくなった状態です。
構築性側弯には
●特発性側弯症:
脊柱側弯症のうち80%前後を占めますが、その原因はいまだ不明です。家族内発生が多いことから遺伝の関与が考えられますが、いまだ特定の遺伝子は明らかになっておりません。
●先天性側弯症:
せぼね(脊椎)などに生まれつきの形の異常があるために、成長期に左右の成長に差が出ることから側弯症に進展します。泌尿器系や心臓などの他の多臓器にわたって生まれつきの異常がある場合が少なくありません。
●神経原性側弯症(脊髄空洞症、脳性麻痺、ポリオなど):
神経が障害されたことによって、背中や横腹に筋肉が麻痺したために脊柱を支える力が失われ、曲がってきたものです。
●筋原性側弯症(筋ジストロフィーなど):
筋肉が萎縮する病気で代表される筋ジストロフィーなどの筋肉の病気による側弯症です。
●間葉系疾患による側弯症(マルファン症候群など):
マルファン症候群、エーラス・ダンロス症候群などの血管や結合組織の生まれつきの病気による側弯症です。
●その他の側弯症:
小児期の病気や外傷後の脊髄麻痺後や放射線治療後、やけどなどのケロイド、くる病などの代謝疾患などの様々な原因により側弯症が起こります。
などがあり、
構築性側弯のなかにはいまだ原因がわかっていない側弯症と、原因である病気がわかっている側弯症があるため、側彎症の疑いがある場合は第一選択としてまずは病院での検査を受けてください。
側弯症の診断 |
側弯症を正確に診断するためには、最終的には医師によるX線(レントゲン)検査が必要です。
しかし、医師でなくても、注意すれば簡単な方法で側弯症を疑うことができます。
日常生活のなかで、お母さんが一緒に入浴しながらせなかを流して気づくとか、洋服を新調するときに両肩やせなかがきちんと合わないとか、スカートの丈が左右で違っていることからも気づくこともあります。
また、立位検査や前屈検査で体型が左右非対称であることからみつけることができます。
立位検査
後ろ向きにまっすぐ立った、気をつけの姿勢で行います。
①肩の高さに左右差があるかどうか。
②肩甲骨の高さと突出の程度に左右差があるかどうか。
③ウエストライン(腰の脇線)が左右非対称であるかどうか。
前屈検査
両方の手のひらを合わせ、肩の力を抜いて両腕を自然に垂らし、膝を伸ばしたままでゆっくりおじぎをさせます。
肋骨や腰に左右のいずれかにもりあがりがあり、左右の高さに差があるかどうか。
側弯症が疑われたら、立位での脊柱のレントゲン検査が必要となります。
レントゲン検査の結果で機能性側弯や治療を必要としない程度の構築性側弯症と診断されても、それが進行するかどうか十分注意し、経過観察する必要があります。
側弯症の健康への影響 |
側弯症の健康への影響
どこの部位に側弯が起こっているかで異なります。
側弯のタイプとしては、胸椎の右凸の側弯が圧倒的に多く、また、女子に多いということで、胸椎の場合は美容も重要な問題になります。
側方に弯曲しているだけでなく、椎体自体がねじれながら弯曲するので、肋骨も変形してきます。
凸側の肋骨が後ろにはりだしてくると、左右の乳房が不同になったり変形したり、背中が出っ張ったりするなど、美容的なストレスになります。
さらに進行していくと、凸側の肋骨の前後がつぶれるように変形して、肺などの臓器を圧迫するようになります。
側弯が70度を超えると肺活量が明らかに少なくなりますし、90度を超えると平均余命も正常人に比べると短くなるといわれています。
このように進行した胸椎の側弯症では、肺や心臓の機能に対する影響が重要な問題になります。
腰椎、あるいは、胸椎から腰椎に移行する部分では、内臓への影響はあまりありません。
ただし、腰椎は、胸椎のように肋骨がなく、主に筋肉と靭帯で支えられているので、胸椎に比べると負担が大きいと言えます。
弯曲した椎体は椎間板に大きく影響します。
側弯が30~40度以下であればそれほど負担はかかりません。
ただし、長い目で見ると椎間板への負担はあります。
45度を超えると椎間板への負担が均等でなくなり、椎間板の痛みが起こり、比較的早期に腰痛が起こります。
腰椎側弯の場合の問題点は、美容上の問題もありますが、胸椎ほど目立たないので、腰痛が治療の一番の対象となります。
当院での側弯症治療 |
当院での側弯症治療
側弯症で気になる方の多い『肩や腰の左右の高さの違いなどの姿勢の改善』のために
左右の足の長さや重心を調整するために骨盤・関節の歪みと筋・筋膜の異常な緊張を改善する施術をおこないます。
筋・筋膜リリース
筋・筋膜の異常な緊張を改善することで
疼痛の回避や脚長差の影響で生まれた筋・筋膜の緊張による血液循環の低下が改善されて、
炎症・疲労物質の除去や、後に行う骨盤・関節の調整が入りやすくなるなどの効果があります。
骨盤・関節調整
骨盤・関節の歪みを改善することで
筋・筋膜の余計な緊張や左右の足の長さが整うことで、重心の位置が定まって
左右の背中の緊張が均一になることで、左右の背中の緊張が均一になって姿勢がよくなります。
運動療法
関節を支える筋肉の強化に特化した特殊な運動療法(JTAフラッシュリプロ療法)を用いたトレーニングで弱っている働きにくくなった筋肉に刺激を与えて腰回りの筋・筋膜、関節を安定させてゆがみのない姿勢の習慣化をおこないます。
関連する症状・病気 |
・腰椎分離症・分離すべり症
・腰椎変性すべり症
・側弯症
・脊髄腫瘍
・転移性脊椎腫瘍