筋・筋膜性腰痛腰の痛み 河内長野市 大阪狭山市 整骨院 整体院 鍼灸院

筋・筋膜性腰痛症

筋・筋膜性腰痛症は腰の筋膜や筋肉の損傷による腰痛です。

筋・筋膜性腰痛は腰痛全般において最も頻度が腰痛です。

 

慢性の場合、筋・筋膜性腰痛は、痛い場所をピンポイントで特定できるのが特徴で、そこをほぐしてあげると腰の痛みが軽快します。

 

筋肉の使いすぎによって腰の痛みが起きるいわば「筋肉痛」で、酷使した場所に炎症が起きた状態です。

 

運送業など肉体労働が多い人、また、同じ姿勢を続けるデスクワークの人にも筋・筋膜性腰痛は多く見られます。

 

 

 

筋・筋膜性腰痛の原因・発症のメカニズム

腰部は腹筋(腹直筋、内外腹斜筋、腹横筋)と背筋(脊柱起立筋、広背筋、大腰筋)などが、背骨をとり囲むようにして支えています。

 

筋・筋膜性腰痛は無理な体勢(屈伸、回旋、衝撃)や悪い姿勢によって背筋に過剰な負担がかかる(かかり続ける)場合に発症すると言われてます。

 

筋・筋膜性腰痛は腰に負担のかかる動作の繰り返しで起こり、長時間前かがみを維持(台所作業など)なども腰痛の原因となります。

 

筋・筋膜性腰痛症の症状

筋・筋膜性腰痛の症状は背骨(腰椎)に沿って発生する腰・背中から骨盤にかけての痛み・張り感・ダルさ、腰やお尻の筋肉の圧痛、運動時痛です。

 

慢性の場合は、主に使いすぎ(オーバーユース)による疲労が原因なので症状として背筋の緊張が高まり、痛みやダルさがともないます。

 

筋・筋膜性腰痛症の診断

筋・筋膜性腰痛症は他の腰痛とは違い下肢のしびれや筋力低下、知覚障害などの神経症状、レントゲンでみられるような骨の変化はありません。

 

また、鑑別はなかなか困難ですが、前述の所見のない腰痛全般で、ぎっくり腰(急性の腰痛症)の多くは筋膜が損傷したものだといわれます。

 

 

筋・筋膜性腰痛症の治療・リハビリ

 

慢性的な筋・筋膜性腰痛症

筋・筋膜性腰痛症の慢性的な痛みやダルさはマッサージや筋膜リリース、鍼灸で筋・筋膜の循環や滑走を改善することで軽減されます。

 

急性の筋・筋膜性腰痛症(ぎっくり腰)

急性の筋・筋膜性腰痛症(ぎっくり腰)では身動きも困難な場合があり、このようなときは『安静+アイシング』をして、痛みが落ち着くまでは無理をしないようにしましょう。

 

ただし、いたずらに長い期間の安静は筋力や柔軟性の低下につながるため、強い疼痛が軽減したら徐々に施術とリハビリを開始してください。

 

※筋・筋膜性腰痛症の症状は主に炎症による反応のため、炎症が治まるまでは消炎鎮痛内服剤や湿布などの使用も並行して行うことをおススメします。

消炎鎮痛内服剤や湿布などを使用する観点から、身動きも困難な場合はまず病院での受診をおこない消炎鎮痛内服剤や湿布などの処方を受けてください。

 

筋・筋膜性腰痛症のワンポイントアドバイス

 

筋・筋膜性腰痛症はある日突然なったかのように思われている方が多いですが、

 

筋・筋膜性腰痛症の多くは腰に負担のかかる動作の繰り返しによる筋疲労の蓄積で起きています。

 

そのため、日頃から【マッサージや整体・鍼灸などで筋疲労の除去】をしておくことや、

 

腰と連動して動くことが多い【股関節の柔軟性を高める整体術と運動療法】の併用で腰の負担を分散できる身体づくりを心がけましょう。

 

 

筋・筋膜性腰痛症によく似た疾患

 

腰椎椎間板ヘルニア

腰部への過度な負荷(屈伸、回旋、衝撃)や悪い姿勢が原因で、腰の骨(腰椎)の間にある軟骨(椎間板)から軟骨の中にある内容物(髄核)が飛び出して神経を圧迫して、腰、臀部、下肢後面の疼痛(坐骨神経痛)や足先にしびれ感などが出現する。
軟骨や内容物を見ることが出来るMRI検査で鑑別診断を行う。

 

腰椎分離症

スポーツ等で腰に大きな負荷のかかる動作の繰り返しで腰椎後方の椎弓が分離(疲労骨折)しており、分離部の異常可動によって疼痛が発生する。
レントゲンやCTで鑑別ができる。

 

 

 

 

 

関連する症状・病気

・筋・筋膜性腰痛
・椎間板性腰痛
・椎間関節性腰痛

・仙腸関節性腰痛

・腰椎椎間板ヘルニア
・腰椎脊柱管狭窄症

・梨状筋症候群

・腰椎分離症・分離すべり症
・腰椎変性すべり症
・側弯症
・脊髄腫瘍
・転移性脊椎腫瘍